2015年12月17日木曜日

簡単に、ブッダってどんな人?

ブッダという言葉は、よく聞きますが、一体どういう人なんでしょうか?
今から2500年も前の紀元前500年くらいの事です。

本名は、ゴータマ・シッダールタといい、インドの北(現ネパール)、シャーキャ(釈迦しゃか)国の王子として生まれました。 王子として生まれた彼は、頭が良く、物事にとても繊細で、生き物に対してとても鋭い感受性と、優しい心を持っていました。

たった1匹の小さな虫でも、生きとし生けるものの生命の大切さは、身体の大きなには関係なく大切なこと。そんな事にも深く気づきがありました。当時の厳しい世で、一般人には到底、気づけない事です。

そして、世の中の不条理さにも気づきます。
・この世に生まれたものは、必ず死んでいかなければならない事実。
・他のものの生命を取らなければ、自分の生命が保てない事実。
・強いものが弱いものの生命を理由もなく侵していく事実。

このようなことを深く深く考えていました。
後取り太子として、優雅な生活を(強引に)送らされた彼は、ある日、お城の外で苦しむ人たちを偶然見て、大ショックを受けました。ボロボロにやせ細り、死んでいく人、病気のまま苦しみ死んでいく人、、

そして、決断します。

かれは王子の地位を捨て、真理を求め、出家(全てを捨てて家を出る事)したのです。

そして、まず、弟子たち5人の前で初説法をし、その後、80才になるまで、北インドを旅しながら周り、素晴らし弟子たちと、多くの信者を得ました。

ゴータマ・ブッダは、仏像崇拝(仏像の前で拝むこと)や、自分の教えを経典に残すことを禁じました。
ですが、弟子たちは、この唯一の素晴らしい教えを、後世に正しく伝えなくてはいけないと、彼が死んでから500年位経つと、その教え(聞き覚えたもの)を本にまとめようと、弟子たちが一同に集まりだしたのです。たくさんの経典が出来ましたがとても難しいものです。

最近になると、ありがたいことに、現代に生きる人、誰にでもわかるような生活に落とし込んだ「ブッダの教え」が出されています。それらの中のひとつが、現代版の超訳が今回使用するテキストとなります。

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